こんにちは。水曜日担当のＴです！

何度でも言いますが（唐突
私は片想い→両想い展開がすきなので、

恋に気付いた瞬間に失恋とか。
「あの人がさー」「へぇよかったなー」という水面下SETSUNAIとか。
俺にしとけよ、っていう関係が変わっちゃう場面とか。
あの人が好きだったはずなのに、っていう葛藤とか。

大好物です！！！！！

フラれたところにつけこむのでも、
恋愛感情ではなく憧れだったパターンでも、
どっちでもいいです。
言葉が悪いですね。
どっちも最高です。

前フリなげーーーーーーーーーー

と思われているだろうとビクビクしながら、読者様がこの記事を最後まで読んで下さることを祈っています。

さて、今回ご紹介するのは、双子の片方に片想いをし、もう片方に片想いされるというワタクシ大歓喜の作品です！

はりきっていってみましょう！！

ひとつ屋根の下のケダモノ

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©黒岩チハヤ／プランタン出版/Canna Comics

春から大学生になる大吾と、年上の双子の従兄弟・慎兄と仁兄。
幼い頃から弟のように可愛がられていた大吾は、優しい仁兄に密かな恋心を抱いていた。
しかし、その想いが大吾を溺愛する慎兄にばれてしまう。
俺にしとけと強引に迫られ反発するものの、
大好きな人と同じ顔、同じ声の慎兄に不覚にもドキドキしてしまい……!?
(引用元・GiGicomi）

過剰なスキンシップは自分に対する意地悪だと思い、慎(兄)を嫌っていた大吾なのですが、
強引に迫られ告白され、どんどん意識が慎のほうに向かっていきます。

好きな人と同じ顔にドキドキしちゃうっていうのは双子ならではの展開ですね。
「やだって言ってるのに…やっぱ同じ顔なのずるい…」
って言ってる大吾がずるいわーーーー！！あーーーかわいい！！！
黒岩先生が描かれるテレ顔最高です！！！！！！

慎と両想いになってからも、
以前の態度を引きずったまま冷たくあたってしまう大吾なのですが、
慎が家庭教師をしている女の子に嫉妬して大学構内で慎にせまっちゃう場面も( ^ω^ )むふ

急に仲良くなった2人を疑問に思う仁(弟)が
一波乱を起こすのですが、それは本編で♡

ぜひぜひ皆様のお手元へ！！

GiGicomi！BL週間人気ランキング★
今回はどーんと2週間分のランキングです！
なななんと7週連続1位のあの大人気作品を抜き、1位に輝いた作品が…？！

さっそくいってみましょう！！

【第１位】超絶不仲なバスケ部とバレー部を手枷で繋いでみた結果

©水無月千尋／ジュネット

バスケ部とバレー部の宿命の対決（性的な）がここに決着!!?
何が原因で争っているのかその理由を知る者さえいないが伝統的に仲が悪いバスケ部とバレー部。
両者の関係改善のために生徒会は『双方の部長を手枷で繋ぎ無理矢理仲直り』という強硬手段に出る!!
はじめのうちは殴りあいばかりの手枷同棲生活だったが互いのコトを知っていくうちにいつしか２人の心は急接近!!?
（引用元・GiGicomi)

【第２位】b-BOY ドS はずかし剃毛プレイ特集

©リブレ出版

あーあ、恥ずかしいね。
キレイにしてあげただけなのに感じちゃったんだ？
――サラリーマンから大学生から編集者から妖しの者まで、
先生方渾身のバラエティに富んだ剃毛エロスをがっつりお届けいたします!!

【執筆陣】
五城タイガ／山本アタル／はらだ／国枝彩香／
環 レン／羽柴みず／厘 てく／八川キュウ／シカゴ

(引用元・GiGicomi)

【第３位】キチクR18－尿道責め－【デジタル版・18禁】

©リブレ出版

ほら、痛くない。ね？
――BL業界ナンバーワンアンソロ、18禁で登場！
最初で最後の尿道責め!!

【オール読みきり】
ねこ田米蔵／新田祐克／高久尚子／小嶋ララ子／
北沢きょう／ヤマヲミ／環 レン／桜井りょう／
座裏屋蘭丸／瀧ハジメ／羽柴みず／東野 海

※画面は紙本（完売しております）そのままでお楽しみいただけます。18歳未満の方の購入・購読はかたくお断りいたします。
（引用元・GiGicomi)

以上、9/15～9/28のTOP3でした！
お気に入り作品はランクインしていたでしょうか？

表紙画像から作品ページに飛ぶと無料サンプル読めちゃいます！

気になる作品はチェックしてみてくださいね★

こんにちは、シュガーです。

GiGicomi先週のTLランキング1位の作品をご紹介します。
頼もしそうな男子に頭ナデナデとは、うらやま素敵であったかそうな表紙。
タイトルもロマンティックな

Bitter Sweet Millions of Kiss

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©日生佑稀 / 笠倉出版社

姉御肌の真帆とのんきなあっちゃんは社内でないしょの恋愛中！会社ではしっかり者の私だけどおウチでは甘やかして欲しいんだよ？鈍感な彼とはなかなか以心伝心とはいかないし…女子力高めのライバルまで登場！？いっぱいケンカして同じだけ仲直り☆平成のケンカっぷるのゴールインまでの道のりってやっぱり前途多難！！
（引用元・GiGicomi）

「ケンカするほど仲がいい」って言いますけどね。ケンカばっかりで仲直りがないと人間関係はたちまち破綻してしまうという世の道理。
ケンカをしたら仲直り。ケンカした数だけ仲直りの数がある。
ケンカをしたら、必ず仲直りするから「ケンカするほど仲がいい」が成立するんですね。
ケンカっぷるの真髄、ここに見たり！な一冊です。

恋人あっちゃんこと温（あつし）は同じ会社にお勤めのガテン系男子。大きな体にふさわしく（？）性格も大雑把。
職場ではお局系姉御肌、同僚たちに恐れられる主人公・真帆もそんな恋人のテキトーっぷりにいっつも振り回されて我慢して。
ある日もささいなことでケンカしてしまって、真帆の怒りをエッチな雰囲気で誤魔化そうとする温に怒りさらにドン！しかもその日は二人の旅行前日。

ありゃー。1話目冒頭でいきなりケンカ、これとは先が思いやられる、この二人。
と、やや心配しつつ読んでまいりますと。
温は大雑把な性格なりにちゃんと真帆のことを大事に思っていて、真帆は真帆で、温の大雑把なところに救われていたりする、実にいい組み合わせなんです。
とはいっても、秘密の社内恋愛。気苦労が多いのは真帆の方。
さてさて…といった、そんな二人の恋模様４話+オマケがぎゅっと詰まっています。

ちょっとご紹介した旅行編、社内旅行編、女子力高めライバル編、ゴールイン前夜編（勝手に名づけてごめんなさい）。
ツン（会社）デレ（プライベート）で、通常運転でもちょっと素直になれない真帆とマイペースな温はなんだかんだと必ずケンカしちゃう、でも愛がある二人のケンカはいつでも二人のことだから、あったかい。
仲直りエッチは二人の愛情確認、当然ほっかほかにあったかです。おパンツを脱がせられるひとコマは、いい角度で、なぜかとってもキュートに感じてしまう！

秋から年末にかけて、リアルで身も心も懐も寒くなる季節。
心だけでもこの一冊であたためてもらいましょう！

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©奥山ぷく／大洋図書

大学1年生の遥はサークルの新入生歓迎会のあと、超強面の先輩・冬吾と一緒にタクシーで帰ることになった！
けれど、誰もが恐れ戦く冬吾を天然の遥は男前だと思う。
一方、顔がコンプレックスの冬吾は自分をまったく恐がらない遥が気になり、どこか危なっかしい遥を放っておけない。
何かと助けてくれる冬吾を慕う遥だったが、ある日、冬吾に「つきあおう」と言われて……！？

(引用元・GiGicomi）

こんにちは、にくです。
今日ご紹介するのは奥山ぷく先生の『魔除けのダーリン』（大洋図書）。
等身大の大学生2人の甘くて可愛い恋物語です。
のんびりした雰囲気で進む、後輩の遥と先輩の冬吾の学園BL。
大きな事件は起きないんですが、表情が豊かで細部への心配りもあって、おもしろいですし、2人の関係にきゅんきゅんします。

大学1年の遥はかわいすぎる天然でして、天然過ぎてバドミントンサークルの新入生歓迎会でも「寝る時間なので帰ります」とサラッと言っちゃいます。
童顔でピュアで、ドジっ子のかわいさはあざといくらいですが、遥ならあざとさも美味しくごっちゃんです。
3年生の冬吾は強面ですが、柔らかくて優しい絵柄なのに、始めの方は本当に恐いですよ。
でも、中身はやさしくてかわいくて、むしろ乙女なんですよ。
（転んだ遥に差し出した絆創膏の柄が猫とか、たまらん。）
怖がられる顔にコンプレックスがあって、前髪を伸ばして顔を隠しちゃったりするんですが、大学生男子の皮をかぶった天使・遥の「男前ですね」というピュアな一言に落ちてしまいます。
無防備ハムスターのドジっ子・遥ですが、冬吾に世話を焼かれて守ってもらってるだけじゃなく、実は芯の強いところもあるんです。
言いたいことはハッキリ言うところは男らしいです。
ただただ、おんぶに抱っこされてかわいいかわいいだけじゃないんですね。
（あと、バイトがプログラミングの作成というのはちょっとびっくり）
冬吾は不器用な男の子だけど、中身は本当にかわいい。
遥とは違う形でピュアだと思いますね。
冒頭の酒に弱いところも実はギャップ萌えな気がします（顔恐いけれど）。
なかなか真っ直ぐ感情表現ができないところがあるけれど、時々見せる笑顔が本当にキュンとします。
好きになったら一途で、遥が放っとけなくて世話を焼いてしまうとか、遥のルームメイトの進に嫉妬を覚えるとか、絆創膏の柄が猫とか、たまらん。
甘々でかわいい話に癒されたい方はぜひ。

こんにちは、キムキムです!

ｷﾀ━━━ヽ(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)ノ━━━!!!!

何か来たか。

キムキムの懐かしい作品その3弾が来ました。
まさかGiGicomiでこの作品を発見するとは。思わず涙出そうになりましたよ。ありがとう、そしてありがとう、GiGicomi。
石原理先生の、「あふれそうなプール」です。

©石原理/リブレ出版

“俺の体の奥には、今にもあふれそうなほど波立っているプールがある――…。”中学時代に失った自分自身を取り戻す為、わざと三流男子校に進学した入谷は、ある日一筋縄ではいかないタイプの男、木津に目をつけられ…!?
(引用：GiGicomi)

この作品を今になって手に取る方は、ちょっと時代を感じるかもしれません。まだ「BL」よりは「やおい」という言い方が慣れ親しんでいた時代ですからね（笑）
この作品好きだったキムキムも久々に読んでみると、あらまぁー世紀末な雰囲気がなかなか。
でも読んで行くうちにそんなことは薄れてきて、どんどん登場人物達の話に入り込んで行くのです。

主人公の入谷は、頭がよく勉強も出来る子ですが、内気すぎ？というか対人恐怖症的なものを持っているのです。そんな性格のセイで楽しいはずの中学校生活もなかなか上手くいかず。そんな自分を捨てて新しく生まれ変わりたくてわざと三流の男子校に進学することにした入谷は、そこで出会った、なんだか危ない匂いがぷんぷんする木津に出会って彼に恋をすることになります。

ぱっと見、みんな男らしくて迫力ある絵ですが、そんな中でも揺れる心を上手く繊細に表現されています。
何かはっきりと理由があるわけでもないのに、誰かに心を揺るがされて、だんだんと恋をして。
でも今までそんな恋をしたことがないからどうすればいいかわからず、体だけが先走りして心は置いてけぼりになる(青春だな！)。
そんな恋心を説得力持たせて描いている、素晴らしく切ない作品です！

主人公の入谷と木津もですが、悪役(？)の花田、入谷の親友の春日もいい味出してるんですよねー
特に春日は本当にいい男ですし、途中入谷にドキッとしちゃう場面もあるので、これからどうなるのか。
幸せになってほしいものです(もちろんBL的な意味でね)

タイトルの「あふれそうなプール」ですが、これはまだ小さかった入谷が泣き出してしまった時にクラスの先生から言われたことなんですよ。「誰も心の中にあふれそうなプールを持っているんだ。入谷くんのプールは人より少し小さいだけなんだ」って。
なんて素敵な言葉！この作品を読んだ時はキムキムも丁度思春期真っ只中だったので、とても心に残る言葉でしたね。

1巻読みながら「そうだそうだ、こうなってたわ」って色々思い出したキムキム。実は1巻めっちゃ気になるところで終わってしまうので2巻も読みたくてウズウズしてます。幸いGiGicomiで一気に4巻まで配信してくれていました！やったぜ。
みなさんも是非手に取って頂いて、あふれそうな青春の恋心の行方を見届けて下さいね！

GiGicomi！TL週間人気ランキング！
お気に入り作品はランクインしているでしょうか！！
さっそく行ってみましょう★

 【第１位】Bitter Sweet Millions of Kiss

©日生佑稀／笠倉出版社

姉御肌の真帆とのんきなあっちゃんは社内でないしょの恋愛中！
会社ではしっかり者の私だけどおウチでは甘やかして欲しいんだよ？
鈍感な彼とはなかなか以心伝心とはいかないし…女子力高めのライバルまで登場！？
いっぱいケンカして同じだけ仲直り☆平成のケンカっぷるのゴールインまでの道のりってやっぱり前途多難！！

（引用元・GiGicomi）

 【第２位】女の体でｲｷすぎてﾔﾊﾞｲっ!(6)

©森島コン／WコミックスZR

｢乳首もｱｿｺもこんなに気持ちいい…!｣
女体化したことが悪友にﾊﾞﾚて､敏感な女のｶﾗﾀﾞを好き放題ｲｼﾞられる…!!
修学旅行中､旅館の女湯に間違えて入ってしまったｵﾚは､｢女子力ｱｯﾌﾟの湯｣という女性ﾎﾙﾓﾝを活性化させる温泉で溺れた結果…なんと女になってしまった!
それを知った悪友は､女になったｵﾚのｱｿｺを､風呂､部屋､移動中のﾊﾞｽの中と､いつでもどこでもｸﾁｭｸﾁｭいじりまくり!!
｢女の体ってこんなに感じるの…!?｣女になったｵﾚのｲｷまくりな修学旅行が始まる…!!

（引用元・GiGicomi）

【第３位】僧侶と交わる色欲の夜に…(6)

©真臣レオン／WコミックスZR

｢僧侶の前に､俺だって男だよ｣
甘くて熱い濃厚なくちづけ､いやらしく絡まる舌と指…｡聖職者なのに､こんなｺﾄしていいの…?
――同窓会で再会した初恋相手の九条君｡大人になって益々良い男になっていた彼だけど､帽子を脱いだらまさかの坊主頭だった!
なんと彼は､実家のお寺を継いで僧侶になっていたらしい｡
僧侶=恋愛も結婚もｴｯﾁもしないと思っていたのに｢煽られれば欲情する｣ってどういう事!?
敏感な秘所をﾄﾛﾄﾛになるまで弄られて､意識が無くなるまで何度もｲかされて…｡僧侶なのにｴﾛすぎるよぉ…!!
（引用元・GiGicomi）

以上9/17～9/23のティーンズラブTOP3でした！

表紙画像から作品ページに飛ぶと無料サンプル読めちゃいます！
気になる作品はチェックしてみてくださいね★

こんにちは。Ｔです！

人肌が恋しい季節がきますね。
寂しさをお互いで埋めるようなライトホモ（褒め言葉）もだいすきです！

お互いの気持ちが通じ合うまでの過程がたまらんのです……
色んな作品のそういうシーンばかりをあつめたダイジェストをランキング形式で誰得記事にしたいくらいです。
＼お客様の中に同志の方はいらっしゃいませんかー／

さて、今回ご紹介するのは友達になりなおす(日本語難しい)ところから始まるお話しです。

このおれがおまえなんか好きなわけない

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©緒川千世／大洋図書

昔から町で評判の美少年・藤間大成。
周りに甘やかされて、わがまま放題に育ってきた大成の人生には、唯一の汚点がある。
それは中学のときクラスメイトだった御徒町啓太の存在だ。
そんな大成と御徒町が、ある日、３年ぶりに再会。
その日から大成の復讐大作戦が始まった！……なのに、おかしいぞ。
御徒町のことなんて大嫌いなはずなのに、ドキドキして大成の頭はまともに働かない。まさか、この俺があいつを好――!?
(引用元・GiGicomi）

誰もが認める美少年 大成が通う高校に、御徒町という転校生がきた。
同じ中学にも通っていたのに、御徒町から言われた言葉は

「おまえ、どっかで会ったっけ？」

けっこう仲良かったにのに！ムカツク！！
という気持ちから、大成は復讐を決意します。

お前が俺に気を許したころ、俺が感じた痛みをお前にも思い知らせてやる－－－！

復讐するつもりが、御徒町にどんどんハマっていく大成がもーかわいくてかわいくて。
料理なんて得意でもなんでもないのに、御徒町に弁当作ってやろうかなんて・・・なんで自分の気持ちに気付かないのかしら・・・大成くんバかわいすぎじゃないの・・・

物語の大部分は糖度高めですが、
大成が御徒町に復讐しようと仲良くしていたことがバレ、少しシリアスモードに入ります。

そのあたりは、表だって話すことはなくなっても大成を気にかける御徒町がイイですね。
最初こそ控えめな御徒町ですが、気持ちが通じ合ってからはガツガツいくので、まさにロールキャベツ男子といったところでしょうか。

お話ももちろん素晴らしいですが、絵がとてもキレイな作家さんなので
緒川千世さんの作品を読んだことがない方はぜひこの機会にお手にとってみて下さい！

こんにちは、シュガーです。
シルバーウィークも折り返し地点、皆様いかがお過ごしでしょうか。
行楽シーズンですし、お出かけするのも素敵ですね。

どこへ行こうかな？とお悩みの方に。

…おすすめは、埼玉。

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©犬木加奈子 / 笠倉出版社

埼玉県民の埼玉県民マンガ家による埼玉県民の為のバイブル！埼玉女子が日本一ペチャパイなのは実は武装だった!!奥多摩は東京に強奪された！など、良くも悪くも内輪ノリ１００％のダークエッセイ。
（引用元・GiGicomi）

長野県の南部のそこそこ田舎で生まれ育ち、長野県北部の県庁所在地で青春時代を過ごし、現在千葉県寄りな東京在住の私。
埼玉にはほぼ、縁もゆかりもございませんが、海無し県同士ということで、ちょっとした親近感はございます。
…え？埼玉、昔海あったの？それじゃ、話は別だ。嫉妬！（海無し県民の深い闇）

なぜ、レビューしようと思ったかと言うと、なんか、避けて通ったら呪われそうな雰囲気だったんですもの。
それもそのはず、かどうかはアレですが、作者はホラー漫画家・犬木加奈子先生。
神奈川県民（羨望…！）の担当編集者さん女子とともに、埼玉の魅力（？）と秘密をホラー風味で紹介してくれます。

ざっくり例えて言うなら、『ホラーな雰囲気で埼玉密着型アド街ケンミンショー』な一冊です。
名物、名所はあたりまえ、県民性や伝説の埼玉女子、県民性、有名人、暴走族（ヤンキー）と多岐に渡り、とてもしっくりくる心霊スポット編と盛りだくさん。
純粋に「埼玉いかす！行きたい！埼京線かな、上野から行こうかな？」と思うものもありつつ、埼玉に住んでいないと共感できなさそうな東部と西部の分断について語られていたりします。
危うく、その感覚、共有しに埼玉住んでみようかな！と一瞬でも思ったり（思わなかったり）してしまいます。

興味深いのは、やはり、紹介文にもある【埼玉女子が日本一ペチャパイなのは実は武装だった!!】編ですね、女子の端くれとしては見逃せない。
その訳は…詳しくは本文をごらん頂きたい。そこには感動すら覚える、埼玉女子がペチャパイ武装に至る戦いの歴史が…！（もちろんホラーテイスト）

読み終えたとき、「そう言えば、昔働いていた職場の上司は、埼京線でえげつない痴漢被害に遭いながら出勤してたなあ…確か、彼女もぺチャパイさんだったなあ…元気かなあ…」などと、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになっているのです。
恐るべし、埼玉。そして、最強、埼玉。

↓いざ、ダークサイドへ↓

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©新田祐克／リブレ出版

選ばれし人間だけが参加を許されるオークション『セブンクラブ』。今夜の目玉は、ロットNo.7『禁覧の肖像』。アラブの王族が所有してきた謎に満ちた肖像画と、モデルとなった西洋人の子孫とされる美少年。それを纏めて5億で落札したのはアラブの碧眼の王子だった。「知りたいか。お前の祖先がどのような人生を送ったかを……」今明かされる彼らの祖先が辿って来た切なくも美しい千夜一夜物語…!!　表題作の他「赤珊瑚の法悦」「男弁天艶聞録」を収録した、新田祐克渾身の歴史ロマン玉手箱。

(引用元・GiGicomi）

昔々、妻の不貞に深く傷ついたシャフリアール王は、恐ろしい心にとり憑かれ、毎晩処女と寝ては翌朝殺してしまうことを繰り返すようになりました。
ある日、大臣の娘シェヘラザードは、苦悩に沈む父を見かねて、自ら王の元へ嫁いでいきました。
古今の物語に通じたシェヘラザードが王に夜伽の語りを聞かせると、物語に引き込まれた王は次の夜まで次の夜までとシェヘラザードを生かし続けました。
いくつもの夜を重ねるうちに、魅惑的な夜伽話を聞き続けた王は、いつしか頑なな心がとかされ、以前の恐ろしい所業をやめて、シェヘラザードを正妻に娶りましたとさ。どっとはれ。

こんにちは。「時は流れて現代日本、うちの父は深夜にラーメンを食べ続け、千一夜目に糖尿病になりました」というインパクトの弱い話をでっち上げようとしてやめた本日担当のにくです。
今日ご紹介するのは新田祐克先生の『プリンス オブ サハラ』（リブレ出版）。

砂場にまさるス○バ無し！悠久のサハラに滴る男たちの汗と愛！
……とかいうアオリとは比べ物にならないくらい、美麗で豪華でロマンスの香りにあふれてます。
もうですね、思いっきり浸ってから数日たった今、カラオケで「ロマンチックあげーるよー♪」って歌ってる人に「う～～ありがとー♪」っていう合いの手めちゃめちゃ入れたいですよ。
そんなロマンスに引き込んでくれる絵の力がまた素晴らしいですね。
男達は美しいイケメンですし、アラブと西洋の王族の衣装がロイヤルで、どのページも眼福ものです。

大富豪の中でも選ばれた人間だけが集うセブンズクラブ。
高貴できらびやかな豪華客船で王族兄弟がオークションに参加しながら会話をしてるんですが、まあなかなか物騒なこと言ってますよ。
そんな背徳の秘密クラブで兄弟が落札した絵画と……金髪碧眼の美少年を巡って壮大な歴史ミステリーが華麗に繰り広げられます。
アラブの王族と、アラブに侵略された西洋の亡国。
その亡国の王の子孫である美少年がアラブをよく思ってるわけがなく、険悪な関係から始まります。
しかし、過去の逸話を辿ると、そこには悲しくも美しい愛があったことが次第にわかっていき……。

表題作の他、『赤珊瑚の法悦』『男弁天艶聞録』も収録されております。
この2作は日本が舞台でして、アラブと西洋のロマンスに浸ったら、今度は和風ロマンスに浸ってと贅沢な一冊ですね。
『赤珊瑚の法悦』の美童はみずらですよ、みずら。
絵にも描くけない美少女のような美少年が描かれてます。
草壁王子は王子にしてはちょいワイルドっぽいイケメン。
海神様はさすが神様。
美しい人間と神様と……タコ？触手だー。
ああでも、タコよ……切ないねぇ。
切なすぎて怖いくらいの情念だねぇ。
『男弁天艶聞録』は明治時代が舞台のようです。
英国人と見世物小屋の元士族の兄弟のお話。
「男弁天」は弟のことで、金を取れるよう弁天に仕込んだのは兄だそうで……幕末の動乱を生き抜いた方は過激ですね。
英国人は想い人を探しに来たんですが、見世物小屋で弁天ショーをガン見してたら色々つけ込まれちゃいます。
兄弟とって、それっていわゆる3……？

絵もストーリーもため息が出るような美しさです。
アラブ、西洋、日本の神話と時代物の耽美な空気を存分に味わってくださいませ。

こんにちは、キムキムです。

阿仁谷ユイジ先生。お名前はよく拝見したことがあるのですが、今まで作品に接する機会がなかったんですよね。
だがだが！この間阿仁谷ユイジ先生の作品がGiGicomiに登場したのを発見！もう読まずにはいられない。
表紙はどんなお話か読めない系だったので、ちょっとドキドキしながら読み始めたキムキムでした。

↓クリックで作品詳細ページへ

©阿仁谷ユイジ/リブレ出版

ヒモしてた女に捨てられ、ヤケクソで家を飛び出し、どこで荒れ狂ったか翌朝目覚めると、尻が痛い…!?　一夜にして彼女と家と処女をなくしてしまった（？）性格と酒癖に難ありの波根はじめ、22歳。無気力ダメ男が、運命のイケメン双子・野間良二＆三善に出会い、初めて自分から誰かを好きになり、ホントの恋を知って、優しさや愛を体感！　人生が進化した！　阿仁谷ユイジのオール描き下ろしデビューコミックス。エロくて切なくてきゅんきゅんするユイジ系の原型がここにあり！　商業誌未発表作「喜劇の恋」も収録した電子特別版。
(引用：GiGicomi)

結構立派なろくでなしの主人公はじめ22歳。ヒモ＋酒癖悪い＋特に更生したい意思もない。というがお話の冒頭ですでにヒモしていた女の子の家から追い出されてます。そして次の日目をさめると、お尻が痛い！何かが起きてるっぽい！でも何も覚えてない！…という、ろくでなしっぽい、えらい目に会います(なんとなく生きてるからだよ)。そしてらいきなり目の前に双子の野間良二と三善が現れ、またなんとなくその双子のお仕事を手伝い、居候することになります。

いったいこの話どうなるんだろう！？と思ってしまう冒頭ですが、これが面白いんですよ。特に主人公のはじめ。言ってる事、やってる事がいちいち面白い。
お話が進むのに連れて、酒癖悪くでろくでなしだけど、ちゃんと自分の感情に素直で、ヌレバではドエロになっちゃうはじめが愛おしくなってしまいます。はじめ可愛いよはじめ
はじめがお話の最初にゲイでもないくせに男に恋をするのですが、その片思いはあまりにもあっけなく終わってしまう(ここの描写が面白いんで是非読んでみて下さい！)。でもそれがきっかけでまた新しい恋が始まり、以外とこれが上手くいく。そして今まで本気で人のこと好きになったことなかったはじめも、人に本気で恋をして好きな人に好かれる喜びを感じ、徐々に更生して行くんですよ。まさにパワーオブラブです。
最後にはじめが、「ずっとこの人たちと笑って暮らしたい」みたいな話をする場面では、思わずジーンと来てしまう。そうやって人の心を揺らす、面白い＋感動ありの作品でした。

色んなキャラが登場して、その中には女性もいるのですが、嫌なキャラひとりもいないので楽しく読めました！みんな個性あっていい味だしていて面白いんですよ。(影の薄い「うすしお」君までもw)
ギャグ＋たまに切ない＋ハッピーエンドと、まさにラブコメですね。お好きな方、是非ともお手にとってみてはいかがでしょー