そうだ、埼玉に行こう。『埼玉最強伝説』
一般コミックこんにちは、シュガーです。
シルバーウィークも折り返し地点、皆様いかがお過ごしでしょうか。
行楽シーズンですし、お出かけするのも素敵ですね。
どこへ行こうかな?とお悩みの方に。
…おすすめは、埼玉。
©犬木加奈子 / 笠倉出版社
埼玉県民の埼玉県民マンガ家による埼玉県民の為のバイブル!埼玉女子が日本一ペチャパイなのは実は武装だった!!奥多摩は東京に強奪された!など、良くも悪くも内輪ノリ100%のダークエッセイ。
(引用元・GiGicomi)
長野県の南部のそこそこ田舎で生まれ育ち、長野県北部の県庁所在地で青春時代を過ごし、現在千葉県寄りな東京在住の私。
埼玉にはほぼ、縁もゆかりもございませんが、海無し県同士ということで、ちょっとした親近感はございます。
…え?埼玉、昔海あったの?それじゃ、話は別だ。嫉妬!(海無し県民の深い闇)
なぜ、レビューしようと思ったかと言うと、なんか、避けて通ったら呪われそうな雰囲気だったんですもの。
それもそのはず、かどうかはアレですが、作者はホラー漫画家・犬木加奈子先生。
神奈川県民(羨望…!)の担当編集者さん女子とともに、埼玉の魅力(?)と秘密をホラー風味で紹介してくれます。
ざっくり例えて言うなら、『ホラーな雰囲気で埼玉密着型アド街ケンミンショー』な一冊です。
名物、名所はあたりまえ、県民性や伝説の埼玉女子、県民性、有名人、暴走族(ヤンキー)と多岐に渡り、とてもしっくりくる心霊スポット編と盛りだくさん。
純粋に「埼玉いかす!行きたい!埼京線かな、上野から行こうかな?」と思うものもありつつ、埼玉に住んでいないと共感できなさそうな東部と西部の分断について語られていたりします。
危うく、その感覚、共有しに埼玉住んでみようかな!と一瞬でも思ったり(思わなかったり)してしまいます。
興味深いのは、やはり、紹介文にもある【埼玉女子が日本一ペチャパイなのは実は武装だった!!】編ですね、女子の端くれとしては見逃せない。
その訳は…詳しくは本文をごらん頂きたい。そこには感動すら覚える、埼玉女子がペチャパイ武装に至る戦いの歴史が…!(もちろんホラーテイスト)
読み終えたとき、「そう言えば、昔働いていた職場の上司は、埼京線でえげつない痴漢被害に遭いながら出勤してたなあ…確か、彼女もぺチャパイさんだったなあ…元気かなあ…」などと、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになっているのです。
恐るべし、埼玉。そして、最強、埼玉。
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