『百と卍 』紗久楽さわ
BL《ボーイズラブ》こんにちは、シュガーです。
学生時代、江戸文学の授業で出てきた「陰間」や「若気(にやけ)」や「衆道」なんてワードにドキドキしていましたが…
そんな世界が、今、私の手の内に!!
本日、ご紹介するのはこちら!
百と卍
時は江戸時代・後期。真夏の蒸し暑くせまい長屋で、熱い吐息交じりにまぐわう男がふたり―。
客に男色を売った男娼の総称=陰間(かげま)。
元・陰間の百樹(ももき)は、ある雨の日に卍(まんじ)に出逢い拾われた。陰間の仕事としてではなく、やさしく愛おしく、恋人として抱かれる瞬間はまるで夢のようで、そんな日々に百樹は幸せでいっぱいなのだった。
たとえ過去に、どんなことがあったとしても。
伊達男×陰間あがり。溺れるほど愛おしい江戸男子の艶ごと極上エロス。
江戸漫画の革命児、紗久楽さわが描く、初のBL作品!(引用:GIGIcomi)
ここまでガッツリした大江戸BLありましたか?いえ、ないでしょう!
そして、きっと皆様こんなBLを読みたかったんでしょう。そこかしこのBLランキングでも上位に入る話題&人気作です。
基本、お江戸の貧乏長屋に暮らす百と卍のいちゃラブな日常を描いております。
背中に鬼を殺す武者、気合入った彫り物背負った卍兄ィはクール系イケメン、ですが、百を深~い愛で包み込んでいる美丈夫。意外と嫉妬深いのもチャームポイント。
そして、どんぐり眼で子犬のようにきゃわわで、プリップリのオケツの持ち主・百は、そんな卍兄ィが大好き!
二人セットでご近所さんにも可愛がられているのもほのぼの!
…なんて思っていると、後頭部からガツンと鈍器で殴られるような衝撃の百の過去編。
そうっすよね、元陰間といえば、そういうことですよね…
実の兄も絡んだ、切なく悲しく重い陰間時代。
だからこそ!その後出会った卍兄ィとのラブラブな毎日が光り輝いているのですね…(涙)
粋でいなせな江戸の町人文化をブレない考証で描ききった作者さんに拍手!の一冊。
ちょんまげ&ふんどしのエロスに目覚めさせて下さってありがとうございます。
ふんどしを…ちょんまげを…もっとおくれ!…そんなあなたに朗報。以下続巻です!
http://gigicomi.com