広い背中、触りたい…『熱伝導』

BL《ボーイズラブ》

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熱伝導
©明治カナ子/大洋図書


『あまり恋をしないので 重症になるまで自覚もなかった』
大学の寮で暮らす馬尾には、夢に出るほど大好きな先輩がいる。酔っ払って神社から拾ってきたぬいぐるみのクマみたいに背中が大きくて、さりげなく優しい木戸先輩。だけど、拒絶されるのが怖くて告白はできない。行き場を失った想いを埋めるため、マシュマロみたいに大きな人とばかり付き合っては、すぐに振られてしまう。恐怖に打ち勝って、あの広い背中に触れられる日は来るのだろうか──!?

(引用元・GiGicomi)

こんにちは、にくです。
学生時代に同級生がいきなり既婚者と不倫してるとか言い出して、どう答えたら良いか困ったことあったな~。
暴露した本人に合わせて笑ってみたけど、いじれねえよ!
作品冒頭(サンプルページでも見れる場面)で思い出が蘇った今日この頃、本日ご紹介するのは明治カナ子先生の『熱伝導』大洋図書)。
ぽっちゃり熟女専と馬尾の木戸好き隠しが切ないですね~。
胸が締め付けられてしまって川の龍神様も吐くね~。
(馬尾の押し殺してる一途さと私が国民的アニメ映画をもじってるのわかってあげて!)
馬尾後輩はけっこうな暴露話をさらっと話しながら楽しく学生生活を送れてるようなヤツなだけあって、いつも人の輪の中にいます。
でも、それは自分の気持ちを偽る癖から来るもんでもあるんですね。
木戸先輩は優しいけど鈍感だし、うん、それはすれ違う。
これですれ違わなかったら、逆にクマの呪いとかじゃないですかね。
ていうか、そのクマなんでそうなるの?
いきなりホラー漫画が始まったかと思ったよ……。
しかし、クマ公とぽっちゃり熟女と木戸先輩が広い背中というところで繋がってるとはね。
どんだけ愛してしまっているんだ。
でも、作品の雰囲気はそんなに重苦しい感じではなく、自然体なキュンとなる恋です。
同じ寮にいて、馬尾ははっきり好きで木戸は気になって、両思いでいるのに遠回りをしてるところが丁寧に描かれてます。
自然な展開と心理描写に、気がついたら最後まですーっと引き込まれてじんわり暖かい気持ちになってたら、同時収録の短編「弥生町から西の空」の濃さにビックリですよ。
教師と元教え子が同居から遠距離恋愛に。
多くは語れな……わっ、エっロ~い!
……おっといけない、多くは語れないけど、こちらも満足な一編ですよ☆

bt


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