こんにちは、キムキムです。
今日紹介するのは前からずっと表紙が気になってたこの作品。
湖水きよ先生の『馬鹿で愚図は大嫌い』です！

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©湖水きよ/大洋図書

春は幼い頃から兄の親友・蒼大が大好きだった。兄よりも蒼大のあとを追って、高校の部活も同じだ。
いつも一緒にはいられないし、蒼大が振り返ってくれないと不安になるけれど、春は素直になれない。
そのうち、大学進学のため地元を離れた蒼大はそれきり春に連絡をくれなかった。
忘れたいのに忘れられない。苦しいのにやめられないのは――？
(引用：GiGicomi)

この作品を一言でいうと、「つらい恋の記録」くらいでしょうかー
もうーなんで二人とも素直になれないわけ！？ヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝとか思いますが、恋ってそんな思う通りにいかないところもあるんでしょうね！

主人公の春は人懐っこい性格でもないうえにわがまま言ってしまう人なんです。
でもそれでも兄貴の親友の蒼ちゃんが振り向いてくれて救われてた春は、自然と蒼ちゃんが好きになってしまいます。
中、高一緒で、部活まで蒼ちゃんの真似をして一緒の陸上部に入っていたりしてー
大学進学のために一度地元を離れることになった蒼ちゃんに、春は「遊びに行く」って言いますがやんわりと断られ、
そのまま蒼ちゃんとは連絡が途切れてしまいます。

連絡の無いまま何年か経ってしまい、春も成人して成り行きですが芸能人で活躍していたあの日。
いきなり蒼ちゃんから連絡が来ます。
蒼ちゃんのお誘いに行ってみると、二人だけだろうと思ったのが実は蒼ちゃんの友達がいっぱい？
そして飲み会の終わり、二人きりになって蒼ちゃんは「お前のこと昔から大嫌いだ」と爆弾発言。
その上に飲み会で知り合った蒼ちゃんの友達に誘われたりして…あ〜もうこれどうなるの！？って感じですね。

私個人的な意見ですが、春は本当にこの子大丈夫なのかな？って感じがします(笑)
素直に慣れない＋自分から行動起こさない＋どうにでもなれ、な人間なので、もし春が素直に自分の感情のまま進めていたらこんな複雑になることなんてなかったでしょうね(そしたら話がつまらないかもですが)
蒼ちゃんも蒼ちゃんで、そんな普段上手く振る舞うことができる人なのに、なんで恋にだけはそんな不器用なの！？って思ってしまいますが、そんな二人がお互いの気持ちに気付き、結局は幸せになっていく過程を見守るのがこの作品のポイント。
繊細な心理描写など好きな腐女子さんにぴったりではないかと思います。
全部読んだら、表紙のタイトル＋絵の意味がはっきりとわかりますよ！

最後に短い別のお話がひとつ、そして春と蒼ちゃんの後日談もあります。
この読み切りのお話も好きでした！険しい顔の居酒屋店長×いつも失恋しちゃう可愛いゲイさんのお話。
店長の顔が面白くて笑いましたwwでもそんな顔している人が優しいとキュンとしますよね！

是非みなさんも手に取ってみて下さいね！