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©こだか和麻／リブレ出版

企業戦士でありながら、男手一つで育児に奮闘中の朝倉だったが、最近さすがに疲労が溜り息子の宏海にキツく当たってしまう。そんなある日、保育園で漢やもめの健太郎に出会う。性格も職業もまったく違う二人が、やがて互いの存在に、癒し癒されて…。溜まったやもめ二人、パパ友でいられるか？

(引用元・GiGicomi）

8月1日！パチイチ！からのパイチチ！
一つの入れ違いでドラマが生まれますね。
私たちが生まれてきたことは大いなるドラマなのですよ。
そんなドラマのワンシーンとなる暑い夏を過ごしておりますが、皆様のパイチチは元気ですか？
生まれた時から共に歩んでくれたパイチチには感謝するばかりですね。
熱中症が心配な時期ですので、パイチチにも塩分補給を気遣ってあげましょう。

テキトーな略語を作ってしまった今日この頃、本日ご紹介するのはこだか和麻先生の『イクメン☆アフター』（リブレ出版）。
病める時も泣ける時も頑張るしっかリーマン父、朝倉。
軟派に見えて実は男気のあるパイセクシャル父略してパイチチ、健太郎。
え？正しくは「バイ」セクシャル？
でも私、「パイ」セクシャルの方がかわいくてキュンとするし～。
だってこの作品、男手一つで子育てに奮闘するチチとパイチチの健気でキュンとなるラブコメなんですよ～。
なぬ？うちの父はパイチチじゃありません？
う～ん、じゃあ、パイチチ設定をお願いします。
なんでしょう？そこの女性の方。
パイチチは私達が持ってるもので、男は関係無い？
何ですか！その性差別は！
パイチチは男ですよ！パイチチは男ですよ！
そんな偏見があるから、朝倉のお子ちゃんの宏海がいたいけな保育園児の身で父を心配して気遣って、小さな胸を痛めて切ない思いをするんじゃないですか。
宏海はお母さんを事故でなくしてしまっているんですよ。
自分にとっても悲しく辛いことなのに、妻に先立たれて苦労する父朝倉を見るとわがまま言えない、苦労は掛けたくない……。
そして、辛い時も万事しっかリーマン朝倉の影響で、健太郎の息子・元希にまで丁寧語で話す子になりました。
元希はそんな宏海がちょーかわいくてちょーやばくてちょー（二度おいしい）。

朝倉親子に興味津々な和泉親子こと健太郎と元希。
本当に似たもの親子で思いっきり元気で、好きになったら好きなのよ。
健太郎は朝倉がノンケでも明るく好意を示すんですが、朝倉さんたら気づかず流す。
しかし、そこまで鈍感な堅物も健太郎の真っ直ぐな温かさにゆっくりと柔らかくなって、違うところが固くなるかは……わからな～い。

対照的な二人の間で、ちょっともどかしけど少しずつほのぼのと恋が育っていきます。
子育ての苦労が描かれていたり、背景が丁寧だったりするところも読み応えを深めてます。
二人のキュンとする距離感をたっぷり堪能してください。