誰かを好きになる切なさと幸せがここに。『それでもやさしい恋をする』

BL《ボーイズラブ》

こんにちは、キムキムです。
ついにGiGicomiで配信開始しました、大人気作家ヨネダコウ先生の『それでもやさしい恋をする』。
これはヨネダコウ先生の商業BLデビュー作の『どうしても触れたくない』のスピンオフ作品ということで、とっても好きな作品だったので今回も期待していました。

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©ヨネダコウ/大洋図書

出口晴海が好きになったのは、小野田良。三歳年下のストレート。気がつくと、好きになっていた。友達でいい。そう思っていたのに、どんどん好きになっていった。素直になれなくて、不安になって、ささいなことに幸せを感じて、言えない言葉がたくさんたまっていって──誰かを好きになる切なさと幸せがここに。
(引用:GiGicomi)

いや、予想通りのとってもいい作品でした。後日談含めて最後まで読むと心がいっぱいになる一冊でした。
簡単に言ってしまえば、普通の人が誰かを好きになり、その心を告白して、色んなことがあったけれど結局二人は結ばれるというお話なのですが、ここまで心がいっぱいになるのはなんででしょうね。
本当に充実に、丁寧に二人の感情が描かれていて、主人公の二人どっちにも感情移入できるんですよね。ありえない設定や大きい事件などはありませんが、今すぐ隣で起きてそうな臨場感がすごい。主人公の二人ともまるでどこかに本当にいそうな人たちで、スーッとお話に入りこむ事が出来ました。

二人が結ばれた後のお話もちゃんとあり、そして『どうしても触れたくない』の二人も最後後日談形式で登場します。ああ、ちょっと凸凹だけど、この人たちはこれからもこうやって幸せになっていくだろうな、という終わり方でとても好きでした。

本の一番最後にラフ画が載ってますが、最初は表紙は出口が小野田の手を引くような形だったらしいですが、それが今の小野田が自ら出口に向かってるような形に変わったらしいですね。読む前には『なんでだろう』と思ったのですが、読んだあとは『なるほど』になりました。
ぜひともその理由、みなさんも作品読んで確認してみて下さいね。

bt


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