この機会を待っていた!『まつりのあと』

BL《ボーイズラブ》

こんにちはシュガーです、GW明けの月曜日如何お過ごしでしょうか。

本日おすすめするのは、虎視眈々とおすすめできる機会をうかがっていたこの作品です。

神とペン~まつりのあと~【分冊版第02巻】
20160509
©柳沢ゆきお/ブライト出版

町をあげての七年に一度の大きな祭り。その祭りには兄弟達の禁忌の過去が連なっていた。今年の祭りも盛大に、より激しく開かれていた。その中心になっているのは兄の大吾。町全体が盛り上がっている中に、数年ぶりに帰ってきたのは弟・悠真だった。
十四年前の、そして七年前の祭りの日を罪の意識とともにフラッシュバックさせる大吾は、悠真を避けるのだが――。(引用:GIGIcomi)

作品のモチーフになっているのは【七年に一度の大きな祭り】。

このお祭り、シュガーの出身地で行われている、天下の奇祭にとってもよく似ていますが、まさか…
ちなみに、この作品がフィクションだとしてもシュガー地元のお祭りはこんな感じでございます。

大きな木の柱を人力で引いて落として建てる、当然危険も伴う大層クレイジーなお祭りで、地元民や出身者は漏れなく熱くなります。
この祭り、実は現在絶賛開催中。と、申しまずか、長い開催期間の中で、すでにクライマックスを迎えつつあります。

7年に一度に開催するお祭りですから、7歳子供のとき経験すれば、次は少年14歳、その次は青年21歳、28歳…
なかなか人間は成長しているもので、そのときそのときの感覚で、このお祭りに対する見方や関わり方は変わってきます。

地元に住み続ければ、いずれは柱に乗る立場になっていたり、自分の集落を背負っていたり、祭りそのものをまとめていったり…
逆に、地元を離れてしまうこともあります。そんな彼らも祭りを機会に帰省したり、祭りに思いを馳せたりと、少なくとも何らかの感慨を持つことでしょう。
(ちなみに、今回シュガーは柱を落とす神事のときに帰省しました)

さらに言えば、祭りは7年ごとと言っても、間の月日何もしないわけではなく、柱となる木の選定をしたり、様々な神事があります。

祭りに向けて、積み重ねてきた氏子たちの思い入れが爆発するのが今!!!!!

という背景を想像しつつ、この作品ですよ!

(いや、この作品のモチーフがあの祭りと決まったわけじゃありませんけど!!)
祭りと兄弟の禁断の関係がもう……ね!!

地元で祭りにも大きく関わる立場となった兄。嫁をもらってもおかしくないお年頃。
一方、弟は地元を離れ、久しぶりに帰省する。

14年前こどもの頃、7年前少年期の祭りに、兄は弟を傷つける。その罪の意識に翻弄される兄、そして弟は何を思って自分を傷つけた兄の前に現れたのか…!?
しかも因縁ある祭りの日に…!!

絵柄も物語もシリアスなタッチで、しかもあの祭りがモチーフかも!?と思うと、なんというか禁忌感、背徳感が半端なく、ドキドキしちゃいます。

苦悩する兄に対する弟の挑発的な表情、まじ小悪魔!!

祭りのあとに2人が導き出す結論をとくとご覧くださいませ。

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bt


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