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みっともない恋

©森世／ふゅーじょんぷろだくと

攻め：温もりに飢えた先輩
受け：内向的で健気な後輩


初っ端から、墓場で…！？の衝撃。
明るくイケメンな先輩から好意を持たれて、恋をあきらめていた若者に希望が！そして、優しい交際が展開し…なかった…。
先輩は大変嫉妬深い執着攻めだったのです。受けの友人関係はもちろん、過去関わった人物への嫉妬から強姦・破壊・暴力・監禁を強います。
それに抗えない受けの葛藤と依存、がんじがらめの恋模様が痛い作品です。
収録作品も生傷絶えない多彩な陵辱・暴力愛満載。お好みのテイストが見つかるはず。

イノセント

©イイモ／ジュリアンパブリッシング

攻め：教師、友人、その他
受け：普通の学生


愛、一切無し！の清々しい一冊。
いたって普通の学生が、ある日を境にまっさかさまに性奴隷に堕ちていく様がモブ姦・輪姦・媚薬・拘束あらゆる陵辱プレイでご覧頂けます。
作者のあとがきで、これらの作品が生まれた動機が実生活のストレスのはけ口、という旨が書かれていますが、果たしてどれほどのストレスを抱えればここまでのドえらい作品になるのか…知りたいような、知りたくないような。
収録作品もかわいい男子、やんちゃ男子、桃太郎がえらい目に遇っています。ややショタっぽいのがまたたまんねえ！

やじるし

©はらだ／リブレ

攻め：好青年にみえるクズ
受け：パシリにされてるコミュ障


短編集ですが、どの作品にも無理矢理要素があります。下衆、屑、変態、ドM、鬼畜、とまさに歪んだ愛が堪能できる一冊！
表題作は、見下していてパシリにしていた存在を好きになってしまい、でも素直に認められないという葛藤のお話。好きな子はイジメちゃう、まさに子供のような気質のどうしようもない男です。タイトルの「やじるし」とはまさにこういうことだったのかと納得しますし、ハッピーエンドで終わらないところにはらだ先生節を感じます…！
この後の物語はどうなるの！？と思ってしまう作品が多いですが、自身で色んな結末を妄想できる楽しみ方もできますので是非！

カーストヘヴン 1

©緒川千世／リブレ

攻め：政治家の息子
受け：落ちぶれた俺様


「俺に犯されるか、皆にマワされるか、お前に選ばせてやる」
予告なしのカーストゲームが当たり前のどこか狂った学校。取り巻きに嵌められ、搾取する側からされる側へ落ちた受。そして、裏切り新キングに君臨した攻によって訪れた、男に身体を狙われる日々。例え周囲が敵だらけになっても何度攻に弄ばれ女にされても、受はその不遜な態度を崩さず凛としてさえ見える。いつでも奴の寝首を掻く隙を狙い、決して心までは許さない…そう思っていたはずなのに行為のその先の意味を考え始め…。
緒川先生の描く受のお色気はいつも半端ないのですが、今回は元よりゲスな俺様ヤリチンが、舐めきっていた大型犬に雌にされて行くので、お色気もどんどんアップ！攻を惑わせて行きます。攻は笑ってしまうくらいの華麗な転身ぶりで、恐らく敵に回すと一番厄介な相手。そんな男に囚われてしまった受の運命、また2人の行く末やいかに。
そこまで痛みや激しさはありませんが、目隠し縛レイプに始まり、玩具・尿道責めと、心も身体も凌辱されちゃうS目線でもM目線でも楽しめる一冊。後半は2巻で主役になるクラスメイトCPの馴れ初め話。完結するまで目が離せません！

僕は天使ぢゃないよ。

©小野塚カホリ／ジュネット

攻め：一途な忠犬高校生
受け：傍若無人で暴力的な高校生


危うく儚い少年愛を描かせたら天下一品の鬼才・小野塚先生の初期作品集。
「僕は犬である。名前はポチ。16才２カ月だ…」という受の印象的なモノローグで始まり、冒頭から輪姦パーティで何も知らずに攻に呼び出された受が剥かれる場面から始まる表題作。
昼はDK、夜は金持ちの愛人をやって生活する受は、ある日見かけた攻に一目惚れ。気付いた攻に声をかけられ、強引に身体の関係を持たれ、彼の犬になる。社長の息子である攻はどこまでも自分勝手に振る舞い周囲の不評を買い続け、ついに罠に落ちてしまう。その時、忠犬は…。
どこか達観している受目線で展開し、時折セリフが刺さります。攻は受の前では年相応の顔を見せ本音を覗かせる可愛い面も(すぐ殴るのは変わらないけど)。どんなに傷つけられても嫌いになれない、痛くて切ない忠犬物語。残念ながら私服の学校なので高校生らしさは皆無ですが、短話ながら立場が逆転する2人の対比やリバも楽しめる一度読んだら忘れられない衝撃作です。
同録はピアスの穴フェチ、監禁、誘拐と無理矢理率高し！

以上、【強制BL5選】 でした★
ぜひぜひ読んでみて下さいね！