『君の名はスター☆』紺野けい子
BL《ボーイズラブ》こんにちは!
金曜日担当の雨下です!
本日ご紹介するのはこちら♪
女子社員を片っ端から食いまくりだと噂の須藤星見が、路上で歌っている姿を偶然街で見かけた広川。須藤の意外に不器用な素顔を知り、広川は須藤を好きになる。須藤もまた仕事を通して広川の優しさに触れ、惹かれていく…。広川の告白で二人は付き合い始めるが、須藤はこれまで恋愛で感じなかった不安や嫉妬に初めて傷付いて――。
脆さと強さが交差する恋の結末は?
(引用:GIGIcomi)
何年経っても、何度読み返しても、やっぱり色褪せない。
紺野先生の作品は、いつも人間の繊細でみっともない部分を突いてきて、沁みます。
画面もシンプルで無駄がなく、感情の機微や会話が本当に巧みで読ませるので、エロは少ないながらも物足りなさを感じさせません。
(ベタ褒めw)
まだひねくれ時代の須藤に、“歩く自己啓発セミナー”と言わしめる広川さんがマジ半端ないんですよ~。
長身の男前、外資系のエリート営業マン、人当たり柔らか、包容力だってある。
須藤が性別とか関係なく惹かれてしまうのも無理はない。
こんな誠実な人タラシがいてたまるか、と思いますけどww
「成績も容姿もそこそこで、無神経な王子のように育った」
「世間知らずのままハタチを過ぎるとプライドばっか高くて視野の狭い奴になる」
そう自分を卑下する須藤を、可愛くてほっとけない広川さんの気持ちもよく分かるんです。
縋りつきたい癖にプライドが邪魔をして、不器用な言葉しか紡げない。
モノローグは素直なんですよ!不器用なだけで。
面倒臭いけど、可愛い…こういう子は思いっきり甘やかしたくなっちゃいますよね~。
終わり方もなんて可愛らしい。
もっと早く出会いたかったなんて言っても、時間が戻るわけでも、過去が消えるわけでもないので。
これから、2人の共有する時間が増え続けてくれることを願うばかりです。
ていう、最後は何とも言えない目線になっちゃう作品ですww
ぜひぜひ読んでみて下さいませ~☆
http://gigicomi.com