海を越えてやってきた『roureville』

BL《ボーイズラブ》

こんにちは、シュガーです。
最近のGiGicomiで、ちょっと珍しい(?)BLが配信されているの、ご存知でしたか?

なんと、海外の作者さんの描いたBL作品なんです。
8月より配信されているおとめ堂さまの海外作品群の中から、今回はこちらをご紹介します。

roureville

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20151109
©E.Hea / おとめ堂

“ ニューヨークタイムズ”の看板男 記者 エバン プライスは幽霊が出没すると言う町「ルルビル」で とてつもない秘密を持っている人たちと一度に会うことなる。当然、ハイライトである人物はエバンに家を提供した好青年ジェイス。優しそうでありながらも本心を見せようとしない態度をとるジェイスはいつも不思議な現象に巻き込まれる。
横で彼を見守るエバン。今までに経験したことのないような感情に困惑してしまう。謎で一杯な町「ルルビル」そこで人生をかけた特別な愛が始まる。
(引用元・GiGicomi)

まずは、美しい表紙に惹かれました。(シュガーの大好物は長髪金髪美少年…完璧だ!)
そして紹介文。「人生をかけた特別な愛」…ロマンチックですね。
さてさて、ページをめくると、最初に注意書きが。日本のコミックは右開きですが、海外作品は左開きになるので、コマや台詞を読み進める順番が違うんですね。左上から読んでいくと…絵入りで順番を教えてくださいます。親切!

そして…物語が始まる前に作者E.Hea先生のコメントが。
こうした作者の言葉は、作品愛が感じられて私は大好きです。(あとがきじゃなく巻頭にあるのが斬新です、海外では普通なのかしら)

読みはじめると、やはりコマの進め方がはじめは戸惑いますが、読んでいくうちに正直、慣れます。漫画(BL)を読むための情熱は数十年の漫画読書習慣を軽く超える、ということでしょうか。

そして、内容は…表紙の短髪青年がエバン、彼視点で物語が描かれます。長髪少年がジェイス。ニューヨークから遠く離れた「ルルビル」という小さな町にやってきたエバンに宿としてジェイスは自宅を提供してくれます。出会ってすぐ同棲とは…なかなかですね。
謎多き町、ルルビルを舞台に、巻頭の作者の言葉通りスローにお話は展開されます。
それぞれに訳ありそうな住人たち。エバンの行動を妨害する嫌がらせの数々、その犯人と妨害の理由。人によっては見えない、触れられないジェイスという存在。エバンとジェイス、二人の行く末。
個性的な住人たちのちょっとホラー?な雰囲気とミステリー要素のあるストーリーに、エバンとジェイすのゆったりとしたロマンスが絡む読み応えのある作品です。

GiGicomiとしては、エロに言及しなければならないところ(誰からもそんなこと強要されてませんが)ですが、この作品にはエロ要素は少ないです。しかし、キスシーンがとっても色っぽい。エロな要素が少ないので、こうした艶やかなキスや抱擁がグッときます。逆にエロス。

スローとはいえ、2巻では大きな動きがあります。エバンにジェイスを巡るライバル登場!それは…エバンのお兄ちゃんエリック。ジェイスにいきなりキスをかますチャラさにオッドアイという美味しいビジュアルをお持ちのエリックと、彼が連れてきたエバンの婚約者(!)クレオがルルビルの町に新たな騒動を持ち込み、さあさあ!どうなるルルビル&エバンとジェイス。

最終3巻が待たれます、でも終わって欲しくないなーーーーもっと読んでいたい。
こんな素敵な雰囲気にどっぷりずっと浸っていたいと思える作品です。
ぜひ、サンプルからお試し下さいませ.

最後に、この作品では感情の表現に小道具で煙草が効果的に使われています。男女とも、実にかっこ良く吸うので、喫煙者さんは読んでいると思わす煙草に火をつけたくなるかもしれません。

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bt


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