ガラス細工みたいに繊細でセンチメンタルな恋バナがいっぱい『リンクス』
BL《ボーイズラブ》こんにちはーキムキムです。
最近結構寒くなりましたね!あまり風邪ひかないキムキムもちょっと薄着してたらすぐ風邪ひいてしまいましたー
この肌寒い時期にピッタリな表紙の作品があったので読んでみましたよ。
キヅナツキ先生の『リンクス』です。
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©キヅナツキ/リブレ出版
関屋×新発田…超絶フレンドリーおっさん・新発田に言い寄られ続けるコミュ障ラジオDJ・関屋は、自分の中のモヤモヤを、その美声をもってうまく言葉にできない。
弥彦×秋葉×ある男…ある事情から、何事にもメゲずに愛してくれるセックスの相手・弥彦を「恋人」とは呼べないまま、カフェオーナー・秋葉は思い出のピアノを弾く。
亀田×荻川…捨て猫が縁で親しくなった亀田と荻川。飲んで食って猫を愛でて……居心地のいい日常を「恋愛」にしないまま、ゆったりと日々を過ごす。
佐渡×中条…口ゲンカばかりだけど恋人として過不足なく見える佐渡と中条――しかし中条は佐渡を「手に入らないもの」だと諦め、嫌おうとしながらそばにいる。
好き、大事にしたい――はずなのに上手く伝えられない4組の”なりそこないの”恋人達が”リンク”。 完全で幸福な恋人になるまでを描くドラマチック・オムニバス! 震えるほどラブくていとしい単行本描き下ろし盛りだくさんです。
(引用:GiGicomi)
表紙でも先生の画力を伺うことが出来ますが、中身はもっともっとすごい!絵がとても繊細で綺麗。細かいところまで丁寧に描かれていて充実感あります。そしてそれに負けない、切なくセンチメンタルなお話がいっぱいで、この時期にまさにピッタリな本でした。
載っているのはすべて読み切りですが、それぞれのお話の完成度がとても高いです!全部静かなお話ですが、その中に登場人物たちの内面がしっかりと描かれていて胸がぎゅーっと切なくなりました。
平穏だった生活にいきなり入り込んで来た気になるあの人。「気になる」と思ったらどんどん好きになっちゃって、でも素直になれなくてー
そんな繊細で弱い人の心から「好きです」と正直な気持ちが溢れてくる瞬間を見ていると、心の中からよかったな〜と思ってしまうんですね。そして最後は必ず何らかの形で自分たちだけの小さい、でも暖かい幸せを見つけることが出来るので、なおよかったな〜と一人でほっこりとなりました。
特に大きい事件もなく、お話は完全に登場人物たちの内面を深く描いているのですが、それが本当にセンチメンタルなもの。完全に「女性向け」の漫画でした!
キヅナツキ先生、同人の方でも結構有名な方ですよね!今回この『リンクス』で商業デビューです。
同人だけではなく、オリジナルもこれくらいのハイクオリティなんてすごい!の一言。
この時期にぴったりな『リンクス』。是非みなさんも手にとってみて下さいね。
http://gigicomi.com