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©リブレ出版

「俺、転校することになったから」女子もおっぱいも大好き！なフツーの男子高校生・誉と、そんな誉を甘やかしてくれるクールな幼なじみのかずくん。毎朝一緒に登校していたのに、かずくんの転校が決まり、さらに帰りの電車の中、突然キスされてしまい―――？　「引っ越しても忘れて欲しくなかったから」男子高生たちの恋愛モラトリアム期間。ラブでHな単行本描き下ろし大量収録！+単行本未収録のショートコミックも収録した電子特別版★

(引用元・GiGicomi）

こんにちは。にくです。
部屋の掃除をしてたら、学生時代の日記が出てきて懐かしくなって、手を止めて読んでみたんですよ。
「ああ、あの頃そうだったなあ」って当時の空気に浸ってたら、ポエムがかった社会への祈りみたいな日記で耳が熱くなって固まってしまい、掃除どころじゃなくなってですね。
あああわっわわあwfsdf＄％＆HJK２＜＋jfGfmれxvZb”＝’P｜…………でも、黒歴史なんてありません。
私の歴史は私色だから。私の歴史は私色だから。

そういうこと書いてるから照れ隠しに「フォーウ！フォォォーーォウゥ！」って言ってるのを窓の外の通行人に聞かれて笑われた今日この頃、本日ご紹介するのは嶋二先生の『みずいろの町まで＜単行本未収録コミック付＞』（リブレ出版）。

普通の男子高校生の普通の青春物語。
かわいくてあっさりした絵柄、インパクトを抑えたさりげない表現、甘酸っぱくも爽やかな恋は「みずいろ」に偽りなしです。
女の子（特におっぱい）大好きで鈍感な誉と、そんな誉に世話を焼くクールモテ男のかずくん。
朝、かず母ちゃんに起こしてもらってからのいつもの登校で、唐突に転校することを告げられた誉は、周りのクラスメイトが寄って来るくらいびっくりします。
「なんで言ってくれなかったのか」とモヤモヤする誉ですが、それは自分でも気づいてない感情だったんですね～。
そこに徐々に気づいていくわけですが、そこに至るまでの青春の葛藤が丁寧に描かれています。
喧嘩をしてまた距離が縮まったり、誉が女子に告白されたり、かずくんが母ちゃんなものだからそれを応援したり、丸々一冊かけた普通の男の子の普通のラブストーリーにグイグイ引き込まれていきます。
離れてしまってからかずくんの存在の大きさを思い知る誉にも、誉に世話を焼いたりちょっかいを出したりするくせに強引になれないかずくんにも、もどかしくて切なくなります。
いじらし過ぎるかずくんに対する自分の思いに、誉はどう向き合っていくか？
等身大の男の子の切なさ甘酸っぱさにキュンとなる王道青春物です。