ヤリチン×地味メガネ『猛獣スクールデイズ』
BL《ボーイズラブ》
©リブレ出版
ヤった女は3ケタ超えの肉食男子・仁が釘付けになった「理想の体」――それは電車で痴漢されていた地味なクラスメイト・真中のものだった。この俺が男の体に惹かれるなんて!と憤る仁。しかし生意気な真中の繊細な心を知り変わっていき――!? 男が群がる自分の「魔性の体」に脅える真中を救い出す事が出来るのか!? 欲望まみれの本能恋愛、幸せやりまくり単行本描きおろしも収録!
(引用元・GiGicomi)
こんにちは、にくです。
残春の陽気にグローバルの風薫る季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
インターネットが普及して以来、日本にいながらにして世界の情報を得やすくなったことだな~。
BLも古今東西にあるそうですから、どの国に行っても住めば都でありましょう。
そして、日本の漫画も世界的な広がるを見せる今日この頃、本日ご紹介するのは佳門サエコ先生の『猛獣スクールデイズ』(リブレ出版)。
猛獣といってもサバンナではなく、日本の学校が舞台です。
3桁食いの猛獣こと仁は、某国の独裁者もビックリのヤリチニコフ銃撃ちまくりなオソロシヤリチン。
先生相手にもウラル山脈がソビエとります。
女とやりすぎて、ドイツも同じに見えるだと?
女はマトリョーシカ人形じゃないぞ!
(マトリョーシカを使いたかっただけで、別に怒ってないです~)
そんな仁が「理想の体」を持つ真中に、始めは否定しながらも一途に惹かれていってしまいます。
あのブルガリヤリチンが、ヨーグルトもキュンキュンするほど甘酸っぱい表情を見せるようになるとは。
(ブルガリアを漢字で書くと「勃牙利」ですって。あら~…♪)
さて、一方、メガネ君の真中君、女共を食い散らかしてきた仁が心掴まれてしまうだけあって、地味な真面目っ子のくせにエロいです。
ヴェスヴィオ火山噴火の悲劇に見舞われたポンペイ並みに襲われすぎる魔性ツン受けとなるのもむべなるかな。
強がりながら怯える顔は、ますますそそられてしまいますね。
「真中く~ん、君のスケベニンゲンの真ん中を見せてくれないかな~」と脂っぽく言い寄ったオッサンが複数人いることでありましょう。
私オーラが見えるんだけど~、真中君のオーラ、東アフリカのソーダ湖などで巨大な群れをなすフラミンゴよりピンク色だった(乳首も~?)。
しかし、無愛想な地味っ子をこんなにエロくする佳門先生の描写力よ。
アメリカ本土と飛び地のアラスカの距離も超えてしまうギャップが堪らんですね~。
ストーリーは王道の学園モノで、勢いが良いし、仁と真中のためらいや擦れ違いがきちんと描かれているんですよ。
痴漢に襲われてる真中に欲情してから、生意気でやたら絡まれる真中が気になってしょうがない仁。
ある日、授業中に姿を見せない真中を探して科学室に飛び込んだら、襲われていた真中をすんでのところで助けることに。
真中を守る代わりに体を要求という俺様猛獣の無茶振りに、当然戸惑う真中は頑なに突っぱねます。
ひたむきな恋の力で心臓に獣毛を生やし、仁はめげずに迫り続けます。
その純情さに次第に真中もほだされていったりいかなかったり……。
二人の恋のロマンチック街道はどんな道になるのか?
ネタバレは伏せますが、結局、真中も猛獣なのさ。
そして番外編も……Wow~♡
世界に怒られちゃいますよ!
諸外国を尊重するのも大事ですが、仁が日本ヤリチン(後の真中一途)であることは忘れないでおきたいものです。
あと、この作品は外国とは本当に関係ありません。
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