こんにちは、キムキムです!
久々に笑いあり涙あり、ぐ〜っとくるおっさんBL読みましたのでご紹介しようと思います。

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©カサイウカ/プランタン出版/Canna Comics

神田時造、42歳。高校生の時から親友の芝隆次に片想いを続けて25年が経った。芝からは一番頼りにされているものの、ノンケの友人にその想いを伝えられる筈もなく、いつしか「親友として側で支えられればそういう一生も悪くない」と腹を括るように。しかし42歳になった今、ひょんな事がきっかけで二人の関係に変化が……!?
(引用：GiGicomi)

表紙見て、「絶対これ面白い！」と思って選んだのですが、笑いあり、意外とぐっとくるところもあり、とてもいい作品でした。
主人公の時造。まぁそもそも気が小さい(？)性格というのもあると思いますが、25年間好きでいられる根性持ってるんだから一回告ってみようよ!!!って思うのは私だけなのでしょうか(笑)はっきり言わせてもらうと面倒くさい…ww
でも面倒くさいのは、時造が好きな隆次も一緒で、結局お互い好きなのにお互い何も言わないまま25年が過ぎてしまった的な話しになっているんですよ。素直になろうよ二人とも。

主人公二人とも、顔がめちゃくちゃキレイだったり、お仕事がものすごく出来てたりする、よく漫画に登場する「完璧な人間」じゃないのがよかったです。ちょっといいかげんなところがあったりして、本当の「おっさんらしさ」が出ています！

そして、時造の会社でバイトとして働いてる宇田くんのキャラクターがいい味出してますね！！！！
二人を結んでくれるキューピット的な役割を果たしているわけですが(キューピットとしては若干ウザいかな(笑))
二人にツッコミを入れながらも、大事なところではちゃんとキューピットとしての働きを見せてくれるので、憎めないキャラクターでした。

最後のあとがきで、作家先生のおっさんに対する愛情を感じられます。いつか50〜60代のBLを描く夢をお持ちらしいですよ。それってボーイスラブって呼べるかな!?(笑)