アナタの心に打ち寄せる純愛マリン・ロマネスク!!『えろ♥めるへん 人魚姫』高野弓
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©高野弓/twn/Faucet
優しく可愛い人魚の女の子・ロッテにとって、人間たちが暮らす海の上は憧れの輝く世界。お姉さん人魚たちにも、見るだけと言われていたのに、ある嵐の夜、瀕死の王子・アベルを助けてしまう。人間に恋した人魚姫は、黒い悪魔Jの助けで脚を手に入れたけれど、声も失い、淫らな「精気」を摂(と)らないと死んでしまうカラダに!?「もっと…もっとください…ッ」。募る王子への想いもいつか、脚を押し広げ激しく侵される快楽に流されていき…。清らかな人魚姫が淫らな娼花(しょうか)へと堕ちる。つらぬく愛とおぼれる肉欲。アナタの心に打ち寄せる純愛マリン・ロマネスク!!
こんにちは、にくです。桜の季節になりましたね。
この前までの冷え込みが辛く、冬なんかなければいいのにと思っていました。
しかし、桜は寒さに晒されないと、花が咲きにくくなってしまうそうです。
植物と動物の違いはあれど、人も同じですね。
厳しい季節を越えていくからこそ、幸せという名の花が開くのです。
無情の風に吹かれても、心無い仕打ちに涙しても、寝ている間に体が冷たくなっても、人はまた立ち上がり、日の光のもと歩き出します。
あれ?寝ている人が立ち上がらないんですけど。
というわけで、私は心が寒くなっている時でも、必ず訪れる(季節的にはもう訪れてる)春の日差しに向けて、日々の生活を編んでるせん。
今日ご紹介するのは、アンデルセン童話の悲恋物語をモチーフにした正統派ファンタジーえろめるへん。
高野弓先生の『えろ♥めるへん 人魚姫』(twn/Faucet)です。
ナチュラルなつなぎができて満足な私ですが、こちらの作品は尾ひれが取れて五体満足です。
魔法の呪い、悪意に満ちた陰謀、切ないすれ違い、人間と人魚の相容れない宿命に翻弄される悲劇の愛。
ロマンチックな濡れ場も……。
表紙の絵から惹かれますよね。
繊細な淡い色調がとてもきれいで、遠い昔の悲恋物語の世界が甘くかわいく再現されているようです。
どのページを見ても絵が魅力的で、イケメン揃いで、恋愛悲劇の中にラブコメシーンもあり、どんどん引き込まれます。
その魅力は人魚姫と王子が悲痛の愛を紡ぐ時にもいかんなく発揮され、切なくもときめきます。
海を美しく泳ぐ人魚が、陸で肉欲に溺れてしまうなんて……。
人魚姫や、海にいたときより濡れてるんじゃないのかい?
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