こんにちは、キムキムです。
いきなりですがみなさん、犬は好きですか？
キムキムは大きくて凛としてる、ドーベルマンやジャーマンシェパード的な子たちが好きなのですが、
たまにこの子たちが人間になったら超絶イケメンじゃないかな〜とか思うんです。
多分この作品を描かれた高嶋先生も同じ事考えてらっしゃったのでは…？

『犬も歩けばフォーリンラブ』

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©高嶋上総/リブレ出版

雨にもマケズ悪ガキにもマケズ。ケナゲに生きてきたノラ犬のクロ。そんなクロが恋したのは男子高生の右京…そう、ニンゲンだったのです!!　右京を想う気持ちがキセキを起こし、なんとクロはニンゲンに変身!?
(引用：GiGicomi)

表紙のセンスが抜群です。特に股間のビックマグナムが（笑）

「右京」という名の男子高校生に片思いしていたノラ犬。問題のその日も、右京の姿をみるために待っていたら、クソガキ達に虐められてしまう。それを助けてくれたのが右京で、それをきっかけにノラ犬は「クロ」という名前をもらって右京の家で一緒に住む事になります。

クロがわかっていたかはちょっと不明ですが、右京、とてもいい子なのですよ。ノラ犬を助けてあげるのもそうですし、素直でまっすぐで。こんな子なら片思いするのもあるよねーと、ちょっとクロの気持ちに感情移入しました。

そうやって共に生活を始めた右京とクロに驚きの事実が。それはクロが興奮するとニンゲンに変身してしまうということ。（とてもBL的に都合がいいw）しかも可愛らしい犬の姿とは正反対で、めっちゃ鋭い目つきした超絶イケメンなのですよ。クロに愛情を注げていた右京はそのイケメンの姿もクロであることを受け入れ、二人のラブラブスイートな生活は続く…というお話になっているわけです。

人間になった後でも犬の特性をちゃんと持っているクロが可愛くて可愛くて。(2足で歩くことに慣れてなかったり、よくぺろぺろ舐めてきたりするところ)ギャグシーンもいっぱいあって、久々になん〜の心配もせず楽しく読めた作品でした。

そして話の進行がスムーズというか、とても読みやすくて、面白いカットもテンポよく入っていて、プラス絵がハイクオリティ…高嶋先生の実力を感じました。

他、大人になって再開した幼馴染みの話を描いた「また、夏が来た」と、今度は金魚が人間になっちゃう話、「金魚姫」も収録。最後は高嶋先生の笑ってしまうあとがきとインタビューまで、盛り沢山の一冊なのでみなさんもぜひとも！